全日本ラリー選手権 第3戦
がんばろう! 福島MSCCラリー 2012
【開催日程】2012年6月1日(金)~3日(日) 終了しました
【開催地】福島県東白川郡棚倉町
【サーフェイス】グラベル(未舗装)
【公式WEBサイト】http://www.mazdasportscarclub.jp/GanbarouFukushima2012.html
JN-3クラス4位入賞!!
貴重な7.5ポイントを獲得して
タイトルレースに復帰!!
イベント概要
リザーブイベントから正式にMRC参戦イベントとしてラインナップされた、福島ラウンド。
そのイベントの正式名称は、いうまでもなく昨年の東日本大震災で大きな被害をこうむった福島県をモータースポーツという手段で元気付けたいという、主催団体やJRCサーカス関係者の気持ちを反映したものだ。
あの震災から約2ヶ月をへて開催された昨年のイベントでは、いまだ東北各地で厳しい状況が続いていたにもかかわらず、会場には多くの観客が訪れてラリーマシンの競演に熱い視線を送っていた。
中には、震災前と変わらないスタイルでモータースポーツを楽しめたことで、「将来に大きな希望を持つことができた」とブログで報告してくれる被災者の方もいた。
そして、今年も「がんばろう!」を合言葉に、MSCCラリーは棚倉町を中心とする福島県南部で開催される。
今年は流鏑馬の馬場の横を走り抜けるギャラリーステージ「三株牧野」が2年ぶりに復活。さらにニューステージがいわき方面にも新たに設定され、総計16本のスペシャルステージで競われることになった。
福島ラウンドの特徴は、路面がきわめて荒れているためにマシンの破損率が非常に高いこと。JRC後半戦のビッグイベント「ラリー北海道」と比較するとステージ合計距離では約1/4以下という短距離グラベルイベントだが、マシントラブルでリタイヤするマシンの数はそれほど変わらない。
裏を返せば、それだけサバイバル性にあふれたイベントであるといえるだろう。
イベントマップ
【公式観戦ページ】
→ 公式サイト観戦情報 ※要PDFリーダー
【ルネサンス棚倉】
セレモニアルスタート/フィニッシュ、サービスパーク、それに6月2日(DAY1)のギャラリーステージは、棚倉町内にある複合施設「ルネサンス棚倉」の中に設定される。
サービスパークの入り口にセレモニアルゲートが設けられており、勇壮な伝統芸能「棚倉太鼓」におくられてスタートしていくJRCマシンの姿を見ることができる。
そこから5分ほど歩いた先にあるギャラリーステージ「ルネサンス」は、6月2日(DAY1)のみの設定。小高い土手の上からマシンを見下ろすように観戦できる、他ではちょっと見られない珍しい観戦ステージだ。
いずれも足場はよく、運動靴程度の備えでも安心して観戦を楽しむことができるだろう。
【鹿角平ラリーパーク】
ルネサンス棚倉から東南東に約15km、鹿角平観光牧場では6月3日(DAY2)にラリーパークが設けられる。
ここではイベントの途中にマシンが立ち寄り、30分間ほど整列してお披露目をする予定となっている。気持ちのいい牧草の丘陵部をのんびり通過していくJRCマシンの風景は、まるでヨーロッパのイベントを思わせるような楽しい被写体となることだろう。
また、この場所ではラリー開催に合わせて何らかのコラボイベントを企画中とのこと。
今後も公式サイトその他で情報をチェックしてみて欲しい。
【三株牧野】
6月3日(DAY2)のギャラリーステージは、ルネサンス棚倉から東に約20km、いわき市との市町境界に近い三株高原に設定される。
普段は流鏑馬の走路として使われている直線をはさんで、猛烈なスピードで駆け抜けていくマシンを眺められるこのステージは、この福島ラウンドでの名物ステージのひとつ。
手を触れられそうなほど目前をマシンが通過していくその迫力は、まさにラリーならではの醍醐味といえるだろう。